英語SEO対策(海外SEO) — 海外の意思決定者が検索する英語で、見つけてもらう
英語サイトはあるのに、海外から問い合わせが来ない。その原因の多くは、翻訳の品質ではなく「探されている言葉で書かれていないこと」にあります。
このページでは、英語SEO対策(海外SEO)とは何か、日本語のSEO対策と何が違うのかを説明したうえで、GlobalBoxが実際に行う作業と進め方をご紹介します。
英語SEO対策(海外SEO)とは
英語SEO対策(海外SEO)とは、海外で発注先を決める人(購買の意思決定者)が実際に検索する英語の言葉で、自社の英語サイトを見つけてもらうための取り組みです。日本語を正しく翻訳することとは、別の問題です。
海外で発注先を決める人(調達担当者や、選定に加わる技術者)は、営業担当に連絡する前に、検索エンジンや生成AIで候補の会社を調べ、比較します。このとき検索結果に出てこない会社は、比較の候補にも入りません。英語サイトの役割は会社案内を置いておくことではなく、まだ自社を知らない相手に見つけてもらうことです。
英語SEO対策・海外SEO・多言語SEOの違い
似た言葉が3つあります。
- 英語SEO対策:英語のページを、英語で検索する人に見つけてもらう取り組みです。相手の国は問いません。
- 海外SEO:日本の外にいる人に見つけてもらう取り組み全体を指します。言語は英語とは限りません。
- 多言語SEO:1つのサイトを複数の言語で展開するときの取り組みです。
GlobalBoxが扱うのは、この3つが重なるところ、つまり海外の意思決定者に向けた英語サイトです。日本企業が海外へ売り込むときの最初の一歩として、英語に絞って支援しています。
日本語のSEO対策と何が違うのか
言葉は、翻訳からではなく検索されている語から決める
日本語のページを正確に英訳しても、その英語が海外の担当者の打ち込む言葉と一致するとは限りません。
実際に支援した製造業の英語サイトでは、「導入実績の更新」が Updates to the track record of adoption と訳されていました。英語として誤りではありません。ただ、海外の技術者はこの言葉では検索しません。彼らが探すのは case study です。この表現はサイト内の20か所以上で使われていて、どのページにも検索の入口がない状態でした。改修後は Case Study Now Available としています。
Updates to the track record of adoptionCase Study Now Available同じ英語でも、市場によって使う言葉が違う
北米・英国・オセアニア・東南アジアの英語圏では、同じものを指す言葉や綴りが違うことがあります(例:米国の aluminum と英国の aluminium)。まずどの市場の意思決定者に見つけてもらうかを決め、その市場で使われている言葉に合わせます。
英語のページとして、正しく認識される作りにする
日本語版と英語版があるサイトでは、どのページが英語で、どの国・言語の利用者向けなのかを検索エンジンに伝える設定(hreflang など)が必要です。英語ページが検索エンジンに登録されていない、日本語版と混同されている、といった技術面の問題があると、中身を直しても検索結果に出てきません。
相手は、英語で比較して候補を絞る
BtoB購買では、営業担当に連絡する前に購入要件を決めている買い手が、北米で83%、欧州で78%、アジア太平洋で85%にのぼります(6sense、2025年)。英語サイトは、この比較の段階で読まれるページです。仕様、認証、対応できる数量、問い合わせ先など、比較に必要な情報が英語で書かれているかが問われます。
英語キーワードは、検索数より「発注に近いか」で選ぶ
英語は検索する人が多いぶん、検索数の大きい言葉ほど競合も多くなります。製品の一般名だけの言葉は、学生や個人も検索します。発注先を探している人は、そこに supplier、manufacturer、custom、OEM のような言葉を足して検索します。検索数は小さくても、問い合わせにつながるのはこちらです。
同じ言葉でも、国によって検索数は違います。先に市場を決め、その国の数字で見ます。
英語サイトでよくある3つのつまずき
英語サイトがあるのに問い合わせが来ないとき、原因はおおむね次の3つのどれか、または組み合わせです。それぞれ、どんな状態か、なぜ起きるか、自社で見当をつける方法を挙げます。
日本語サイトを訳しただけになっている
日本語サイトのメニュー構成と文章を、そのまま英語にしている状態です。会社概要・代表挨拶・沿革が中心で、海外の意思決定者が比較に使う情報(用途、仕様、認証、対応できる数量や納期)が少なくなりがちです。
翻訳は「日本語で何と書いてあるか」を英語にする作業で、「相手が何と検索するか」から出発していないために起きます。
見当のつけ方自社の主力製品を、海外の担当者になったつもりで英語で検索してみてください。競合は出てくるのに自社が出てこない、あるいは検索結果に並ぶ言葉と自社サイトの言葉が違う場合は、この状態の可能性があります。
英語ページが検索結果に出る状態になっていない
英語ページはあっても、検索エンジンに登録されていない、日本語版と同じページとして扱われている、スマートフォンでの表示が遅い、といった状態です。
英語版を後から追加したサイトでは、日本語版の設定をそのまま引き継いでいたり、英語版に必要な設定が抜けていたりすることがあります。中身がよくても、ここで止まると検索結果には出てきません。
見当のつけ方Googleで「site:」に続けて自社の英語サイトのURLを入れて検索すると、登録されている英語ページのおおよその一覧が出ます。実際にある英語ページの数に比べて極端に少ない場合は、この状態の可能性があります。
見つかっても、問い合わせまで進めない
問い合わせ手段が日本語のフォームや日本の電話番号だけ、見積依頼や技術資料の入手方法が分からない、英語ページから日本語ページへ移ってしまう、といった状態です。
英語サイトが「会社案内の英訳」として作られ、読んだ人に次に何をしてほしいかが設計されていないために起きます。
見当のつけ方自社の英語サイトのトップから、英語だけで見積依頼まで進めるか試してみてください。途中で日本語が出てきたり、次に何をすればよいか分からなくなったりしたら、この状態の可能性があります。
ここで分かるのは「問題がありそうか」までです。どこに原因があり、どの順番で直すべきかは、GlobalBoxの診断で検索データと実際の画面を使って確かめます。
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GlobalBoxの英語SEO対策でやること
月次運用では、次の5つの作業を組み合わせて進めます。どこに時間をかけるかは、診断の結果とご契約のプラン(月あたりの作業時間)に応じて決めます。
対象市場の意思決定者が使う英語を調べる
対象の国・地域で実際に検索されている言葉を、検索ボリュームのデータで調べます。いまの英語サイトで使っている言葉と並べ、どこにズレがあるかを見える形にしたうえで、狙う言葉を決めます。
お渡しするもの狙う言葉の一覧(検索される回数、いまのサイトでの扱い、どのページで受けるか)。運用中も、検索の動きに合わせて見直します。
技術面の問題を直す
英語ページが検索エンジンに登録されているか、国・言語ごとの出し分けが正しく伝わっているか、表示が十分に速いかを実測し、問題があれば直します。中身をいくら良くしても、ここが止まっていると検索結果には出てきません。
お渡しするもの直した内容と、直す前後の数値の記録。サイトの管理を別の制作会社が担っている場合は、その会社に実作業をお願いする形でも進められます。
既存のページを「検索される英語」に直す
タイトル、見出し、本文を、狙う言葉と、海外の意思決定者の比較の仕方に合わせて書き直します。前述の case study の例のように、意味は正しいのに検索されない表現を、実際に使われている言葉に置き換えます。製品説明だけのページには、仕様・認証・用途など、比較に使われる情報を補います。
お渡しするもの書き直したページと、なぜその言葉を選んだかの説明。
新しいページと記事を増やす
狙う言葉のうち、いまのサイトに受け皿となるページがないものについて、答えるページや記事を新しく作ります。制作にはAIも使いますが、英語は「文法的に正しいか」ではなく「英語を母語とする人が実際にそう言うか」を基準に検品します。必要に応じて、英語を母語とするライターも加わります。
お渡しするもの公開できる状態のページ。本数は、プランの作業時間と狙う言葉の優先順位から決めます。
サイトの外で、英語で紹介されている状態をつくる
検索エンジンは、ほかのサイトからどう紹介されているかも手がかりにしています。業界メディア、展示会の出展者ページ、業界団体の名簿、取引先のサイトなどに、英語の社名とサイトが載っているかを調べ、増やし方をご提案します。掲載にかかる費用や作業は、別途お見積りします。
お渡しするもの英語で紹介されている場所の現状と、増やし方のご提案。
毎月の報告で見るもの
- 狙う言葉ごとの検索結果での表示回数・クリック数・掲載順位
- 英語ページが検索エンジンに正しく登録されているか
- 英語サイトを経由した問い合わせ・資料請求の件数
- その月に行った作業と、翌月に行う作業
検索順位は、施策から反映まで数か月かかるのが一般的です。そのため3か月目には、順位より先に動く指標(検索エンジンへの登録状況・表示回数・生成AIでの出現)をまとめた継続判断のレポートをお出しします。効いていない施策は、効いていないとお伝えします。
生成AI検索(GEO)との関係
海外の意思決定者は、検索エンジンと並行して ChatGPT や Claude、Perplexity にも質問します。生成AIが答えの中で引用するページには、検索順位とは別の条件がありますが、その前提として、検索エンジンに正しく認識されていることが欠かせません。
そのためGlobalBoxでは、海外SEOとGEO(生成AI検索最適化)を1つの流れとして見ています。ご依頼は、海外SEOだけ、GEOだけでもお受けします。これまでSEOに取り組んできて、生成AIへの対策だけを加えたい場合も、GEOから始めていただけます。GEOから始めた場合でも、検索エンジンに正しく認識されていない問題が見つかったときは、SEOの対策もあわせてご提案します。
よくあるご質問
英語SEO対策と日本語のSEO対策は、何が違いますか。
検索エンジンの仕組みは同じです。違うのは、言葉、市場、競合の3つです。相手が検索する英語は日本語の訳語と一致しないことがあり、国によって使う言葉も変わり、競う相手は世界中の会社になります。
英語SEO対策は、自社でもできますか。
技術面の設定は、社内でも進められます。難しいのは、相手が実際に使う言葉を見きわめるところです。英語として正しいかどうかと、検索されているかどうかは別の問題で、社内では気づきにくい部分です。まず診断で現状を確かめることをおすすめします。
対象は米国だけですか。
いいえ。英語で検索する国がすべて対象です。北米、英国、オーストラリア、シンガポール、インドなど、どの市場の意思決定者に見つけてもらうかを最初に決めます。
どのくらいの期間で結果が見えますか。
検索順位は、施策から反映まで数か月かかるのが一般的です。3か月目に継続判断のレポートをお出しし、成果の判断には6か月以上をおすすめしています。
英語サイトがまだありません。相談できますか。
できます。むしろ作る前にご相談いただいたほうが、結果は良くなります。既存サイトを英訳してから直すより、最初から検索されている言葉に沿って設計するほうが、手戻りも費用も少なく済みます。
翻訳会社との違いは何ですか。
翻訳会社が納品するのは、原稿に忠実な正しい英語です。GlobalBoxが扱うのは、その英語が海外の意思決定者に見つかるかどうかです。対象市場で検索されている言葉を調べ、そこから逆算してページを設計します。
まず、いまの英語サイトが見つかる状態かを確かめる
診断では、検索データと実際の画面で、いまの英語サイトの状態を数値にしてお見せします。ヒアリング完了から5営業日前後でご報告します。診断だけで終えていただいても構いません。
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