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英語サイトのGEO・LLMO・AIO対策 — 日本語サイトと何が違うのか

「AIの学習データは英語が中心。だから英語サイトを作りましょう」。生成AIへの対策(GEO・LLMO・AIO対策)を調べていると、こうした勧め方を目にすることがあります。

私たちは、多くの会社にとって、これは当てはまらないと考えています。国内のお客様は日本語で生成AIに質問し、生成AIは日本語のWebサイトを読んで日本語で答えます。お客様が国内にいるのであれば、整えるべきは日本語サイトです。英語サイトを作れば生成AIに選ばれる、というわけではありません。

B.A.Dが運営するサイトの記録にも、その違いが表れています。直近90日の生成AI経由の訪問を見ると(Googleアナリティクスの集計)、日本語だけのサービスサイトへの訪問は35回で、そのうち30回が国内からでした。一方、英語版のコーポレートサイトへの訪問は21回で、そのうち11回は米国・カナダ・オーストラリア・インドネシアなど海外からでした。生成AIは、質問した人の言語で書かれたサイトへ、人を送っています。

裏を返せば、英語サイトのGEO対策が効くのは、買い手が海外にいて、英語で生成AIに質問する会社だけです。この記事は、そうした会社のために、英語サイトでのGEO対策が日本語サイトと何が違うのかをまとめたものです。

英語サイトのGEO対策が要る会社、要らない会社

次の2つに当てはまるなら、英語サイトのGEO対策に取り組む意味があります。

  1. 買い手が海外にいる:海外の企業に製品やサービスを売っている、またはこれから売りたい。
  2. 買い手が英語で探し、比べる:海外の調達担当者や技術者が、英語で候補の会社を探し、英語の情報で比べる。

英語での問い合わせ対応に不安がある場合も、ご相談ください。英語サイトで見つけてもらった後、英語の問い合わせに返信し、見積や技術的な質問に答えるところまで、B.A.Dが英語でのやり取りをご支援します。

どちらかが当てはまらない場合は、英語サイトより先に取り組むことがあります。たとえばお客様が国内にいるなら、日本語サイトのGEO対策が先です。GlobalBoxを運営するB.A.Dでは、日本語サイトのGEO対策もお受けしていますので、窓口はひとつのままご相談いただけます。

GEO・LLMO・AIOとは

GEO(生成エンジン最適化)、LLMO(大規模言語モデル最適化)、AIO(AI最適化)は、いずれも「生成AIの回答の中で、自社が正しく扱われ、引用されるようにする」取り組みを指す呼び名です。やることの大部分は共通しています。

海外の意思決定者が英語で質問したときに、自社の名前が回答に挙がり、英語サイトが出典として引用される状態をつくることを、GlobalBoxでは「海外GEO対策」と呼んでいます。

日本語サイトと違う3つのこと

質問も、回答の材料も英語になる

海外の意思決定者は英語で質問し、生成AIは主に英語で書かれた情報を材料に答えます。日本語サイトにしか書いていない実績、認証、導入事例は、英語の回答には使われにくくなります。

よくあるのは、日本語サイトでは導入事例や技術資料を充実させているのに、英語サイトは会社概要と製品一覧だけ、という状態です。この場合、英語で質問した買い手に対して、生成AIは自社の強みを語る材料を持っていません。

また、英語の質問は、日本語をそのまま英訳した言葉では来ません。買い手は、自分の業界で使われている英語の言葉で、用途や条件を含めて質問します。英語サイトの言葉がそれと合っていなければ、中身が充実していても、質問と結びつきにくくなります。

並べて比べられる競合が変わる

日本語で質問されたとき、比べられるのは主に国内の同業者です。英語で質問されると、比べられる相手は世界中の同業者に広がります。その中には、英語を母語とする地域の会社や、英語での情報発信に長く取り組んできた会社が含まれます。

国内では名の知れた会社でも、英語の情報が少なければ、英語の回答では候補に挙がらないことがあります。英語サイトのGEO対策では、「国内の競合より上か」ではなく、「英語の回答で並ぶ相手と比べて、材料がそろっているか」が問われます。

自社サイトの外にある、英語の情報が効いてくる

生成AIは、自社サイトだけでなく、業界メディア、企業データベース、展示会の出展者情報、比較記事など、第三者の情報も参照して答えます。日本語サイトの場合、こうした外部の情報は日本語で一定量あることが多いのですが、英語では、ほとんど見当たらない日本企業も少なくありません。

そのため英語サイトのGEO対策では、自社サイトを整えることに加えて、自社サイトの外で英語でどう書かれているかも確かめる必要があります。海外の展示会への出展や、英語のプレスリリースは、その機会になります。

日本語サイトと同じこと

違いがある一方で、いちばん大事なことは、日本語サイトと変わりません。誰に、何を、どんな実績で提供しているのかを、具体的に書くことです。Googleも、AIによる概要やAIモードに表示されるために「追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません」とし、これまでどおりSEOの基本が有効だと説明しています(Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」)。言語を変えても、この原則は同じです。

英語サイトの場合は、それを海外の意思決定者が比べる項目に沿って書きます。BtoBの製造業であれば、たとえば次のような情報です。

  • 主力製品と、その用途(どの業界の、どの工程で使われるか)
  • 対応できる仕様や数値(材質、精度、サイズ、数量、納期)
  • 取得している認証(ISO 9001など)
  • 取引実績のある国・地域、業界
  • 英語での問い合わせ先と、見積や技術資料の入手方法

「高品質」「信頼の技術」と書くより、「±0.005 mmの精度」「北米・欧州の装置メーカーに供給」と数字と事実で書くほうが、生成AIにも、読んだ人にも伝わります。

英語サイトでよくある3つの誤解

  1. 「日本語サイトを機械翻訳して英語版を作れば、AIに拾われる」
    翻訳した英語が正しくても、海外の買い手が使う言葉や、比べる項目に合っていなければ、質問と結びつきません。英語版を作ったあと更新が止まり、日本語版と情報が食い違っている英語サイトも、よく見かけます。
  2. 「llms.txtを置けば、AIに引用される」
    B.A.Dが運営するサーバーの14日間の記録では、主要なAIのクローラーはページそのものは読みに来ていましたが、llms.txtを取りに来たものはありませんでした。Googleも、AI機能で表示されるために「AI テキスト ファイル」などを新たに作る必要はないと説明しています。AIが読んでいるのは、ページの中身です。
  3. 「英語の記事を大量に書けば、AIに選ばれる」
    数を増やしても、比べるときに必要な事実が書かれていなければ、回答の材料にはなりません。まず、買い手が実際にする質問に答えるページがあるかを確かめることが先です。

まず何から始めるか

最初にやることは、いま自社が生成AIの英語の回答でどう扱われているかを確かめることです。ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexityに英語で質問するだけでも、自社が出てくるか、代わりにどの会社が挙がるかは分かります。手順は、無料のセルフチェックの記事にまとめています。

そのうえで、なぜ出てこないのか、どこから直すと効果が大きいのかを知りたい場合は、GlobalBoxの診断で、検索データと生成AIの実際の回答をもとに確かめます。

英語サイトが、生成AIにどう扱われているかを確かめる

診断では、海外の意思決定者が使う英語で生成AIに質問した結果と、引用される条件が整っているかを、実際の画面と数値でお見せします。ヒアリング完了から5営業日前後でご報告します。

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15万円(税別)・ヒアリングから5営業日前後で納品